スタッフブログ

2021/09/07

口呼吸はキケンがいっぱい!


こんにちは。院長の福原です。


暑い夏が終わるとやってくる食欲の秋。
ぶどう、マツタケ、栗、サンマと
秋は収穫を迎える食材も多く
食べものがおいしい季節でもありますね!


ですが、


そんな「秋の味覚」を楽しめなくなるかもしれない

『悪習慣』があります。



旬の食材が増える実りの秋に備えて、

今回は味覚障害のリスクを高めてしまう
「口呼吸」についてお話させていただきます。





◆口呼吸と鼻呼吸の違いとは?


普段、私たちが無意識のうちに行っている呼吸法には

・口呼吸
・鼻呼吸
の2種類があります。



基本的に、哺乳類が行う正しい呼吸法は

鼻から吸って鼻から吐く『鼻呼吸』で、
口呼吸を行うのは人間だけです。


犬が「ハアハア」と

口で息しているのを見たことがあるかもしれませんが、
あれは『パンティング』といって、
汗をかけない代わりに
体温を下げようとするときなどに見られる行動。


酸素はほとんど肺に送られていないようで、

正常な状態であれば、やはり鼻呼吸を行っているのです。


人間が口呼吸を獲得したのは、

言語を発するようになった影響だといわれています。



しかし、

口呼吸はあまり良い呼吸法とは言えません。


口呼吸をしていると冷たく乾いた空気とともに、

細菌やウイルスなどの異物が直接肺に入ってしまうため、
鼻呼吸に比べて、病気にかかりやすくなります。







◆口呼吸はむし歯や歯周病の原因に…


口呼吸による影響は、それだけではありません。



本来、お口の中の「だ液」は、

細菌や汚れを常に洗い流してくれています。


しかし、

口呼吸を続けていると
だ液が少なくなり乾燥状態に。


それによって

むし歯や歯周病の原因菌が
繁殖しやすくなります。



むし歯が進行すれば、

ズキズキとした耐えがたい痛みに襲われますし、
むし歯が神経に達すると神経の治療も必要になります。


また、歯周病は気づかないうちに進行しやすく、

放置していると
歯が抜け落ちるほど重症化してしまうことも…。





◆口呼吸による、さらなる悪影響


口呼吸による影響は、他にもたくさんあります。


・口臭の原因になる

歯並びが悪くなる

・味覚障害を引き起こす
・いびきや睡眠時無呼吸症候群の原因になる


このように様々なトラブルを招くため、

口呼吸をしている方は、
ぜひとも鼻呼吸に改善していきましょう。





◆「あいうべ体操」で脱!口呼吸


それでは、実際に口呼吸を改善するためには

どうすればよいのでしょうか?


専門の治療を受けたり、

矯正器具を使うといった方法もありますが
まずはご自宅でも簡単にできる
「あいうべ体操」をご紹介したいと思います。


1.「あー」と口を大きく開く

2.「いー」と口を大きく横に開く
3.「うー」と唇をとがらせ、口を強く前に突き出す
4.「ベー」と舌を突き出し、下に向けて伸ばす
1〜4を1セットとし、10回繰り返します。






舌や口周りの筋肉を鍛えることで、

口が不意に開くことを防ぎ、口呼吸の改善の他、
いびきや誤嚥(ごえん)の予防効果も期待できます。


ぜひ毎日の習慣にしてみてくださいね。





エフ・デンタルクリニック
〒731-3168 広島県広島市安佐南区伴南4-1-1フレスポ西風新都内
TEL:0120-126-383
Googleマップ:https://g.page/fdental?gm

スタッフブログ一覧